初めての文楽  文楽鑑賞教室 ③

難しいお話はさておいて、
お人形さんたちは表情豊かでとても愛らしい。
寺子屋のいたずらっ子たちから、親子、子弟主従の関係まで。
今とあんまり変わらないのね、という感じです。
そんななか、松王丸さんのお子様、小太郎さんの様子は悲しくも清らかです。

皆さまお人形とは思えないくらい ” のっかって ”  おります。
昔から、人形には魂がこもると言われていますが、
本当にそういうこともあるのかな~と思えるほど。
時間とか空間とか、色々を、変えてしまう力を持っているようです。

女性人形も男性人形も、どちらも恰好良いです。
はかなくも、ちからづよい。
決めるところで決めてくれます。

終演後、松王丸を演じていらっしゃった、
勘十郎さんの楽屋へお伺いさせていただきました。
普通ではまずありえないことなので、緊張しつつお邪魔させていただくと、
先の松王丸さんを前に、にこやかにお人形さんのお話をお伺いさせていただきました。

客席から拝見した舞台上の松王丸さんは、勘十郎さんと同じくらいかもっと大きな印象。
楽屋での等身大の松王丸さんは、舞台の印象とは違いやや小柄で、
そして、やはりお人形さんでした。
これは舞台の力なのか、はたまた、お人形さんに息が入っているかどうかの違いなのでしょうか?

身体だけの松王丸さんをみて、
身体だけではなく、身体と心が入って初めてひとつになるのだなと認識。
面白いですね。不思議な感覚でした。

パンフレットの松王丸さん

パンフレットの松王丸さん

松王丸さん。

松王丸さん ~ 勘十郎さんの楽屋にて。

          *****  新駒鍼灸院  女性のため小さな鍼灸院 より