ぬくめどり

先日、” ぬくめどり ” という映画の試写会へ行ってきました。
タイトルをきいても何かしら?と。

ぬくめどりとは
ある冬の寒い夜、鷹が小鳥を捕らえてつかみ、 一晩中鷹は足をあたためます。
翌朝、鷹はその小鳥を放します。
しかし、鷹は、その小鳥が飛び去った方向へ その日は決して狩りに行かないといいます。

天に鷹、地に人。
人鷹一体(じんよういったい)。

鷹匠は、天皇や大名が鷹狩りをおこなう時のために鷹を育てて訓練する人々。
何百年の伝統を持つ鷹匠ですが、現代では天皇や大名から離れて、
独自に伝統を受け継いでおります。
( ” ぬくめどり ” 映画のホームページより  )

” ぬくめどり ” 予告動画



” ぬくめどり ” は、諏訪流第17代宗家 田籠善次郎鷹師と
お弟子さん達を追ったドキュメンタリー映画でした。
試写会は小さな会場で、風の音や鷹の羽音の響きが気持ちよく聞こえました。


鷹匠文化は、古くはシルクロードを伝って伝承し、
日本において、独自の発展を遂げ、
江戸時代には徳川家からも愛されてきたそうです。
そういえば、昔の襖絵や工芸品のモチーフに鷹はよくでてきますね。
鷹狩りは貴族の方々の趣味だったようですが、
鷹そのものも今より身近に、里山などにたくさん生息していたのでしょうね。

田籠善次郎鷹師を始めとした、
お弟子さん達のお姿は不思議な存在感。
青梅の山で鷹と一緒に暮らす田籠鷹師。
青梅って東京なんだよな~、と思っていたら、
東京郊外の住宅街で鷹と暮らしていて、
早朝に鷹と散歩へ出掛ける鷹匠さんもでてきてビックリ。

昔、芝公園にてスーツケースに亀を入れて連れてきて、
亀のこうら干し&お散歩している人に遭遇した時にも驚きましたが、
もしも、ご近所で鷹とお散歩している人に会ったら驚きます。

外国は鷹を投げるそうですが、日本は鷹を放つのだそう。
人と鷹が一体になる、自分を無にして鷹の心を感じる。
人鷹一体。すごい世界ですね。

試写会は昼間の時間だったので、観客の年齢層高めでしたが、
鷹匠に女性が多く、中学生のお弟子さんもいらっしゃったり、
想像以上に若い方が多いのにも驚きました。
こういう形のないものって知る機会自体がなかなかないけれど、
受け継がれて伝承されてきた貴重な文化。
是非これからも残していっていただきたいなと思いました。

          *****  新駒鍼灸院  女性のため小さな鍼灸院 より