小児はり

こどもは成長にともなって心身ともに変化していきます。身体や心の成長の過程にて、変化の振れ幅が大きい時期にはいろいろな症状があらわれやすくなります。これは成長の自然な一過程であることが多いです。よく食べてよく寝て、よく遊ぶのが一番といわれますが、そのリズムが崩れてしまうことがあります。
「お薬にはなるべく頼りたくない」「自己治癒力を高めて健康で丈夫なからだをつくりたい」とき、心身をととのえる小児はりをおすすめします。” 小児はり ” の心地良い刺激は、こどもの自然な成長をサポートします。
疳の虫(かんのむし)、夜泣きや寝つきが悪い、風邪をひきやすい、食欲がない、疲れやすい、アレルギー症状などこどものさまざまな症状のお悩みはお気軽にご相談ください。

小児はりの治療について

” 小児はり ” は生後2週間後から9歳・10歳くらいまでが対象になります。
小児はりの治療では、刺さない鍼をつかいます。先端が丸型や平たい形状になっている特別なかたちの鍼を経穴(つぼ)にあてたり、経絡の流れにそって撫でさすり気血を巡らせます。身体全体の流れをととのえてから、自己回復力を高める本治法の施術をします。

こどもは外界からの刺激にとても敏感なので、短時間の軽い刺激の治療となります。治療時間は5分から10分です。小学校中学年~ころより、大人と同じような鍼を1-2本つかうこともあります。年齢ではなく、お身体の状態や症状などによって治療の方法が変わります。
最近は冷え症や低体温のお子様も増えています。冷えが強いお子様にはお灸をすることがあります。熱量のやわらかい、ふんわり暖かいお灸でからだを温めて、身体が本来もっている自然なちからを高めます。

緊張しやすい場合

初めての治療では緊張して、泣き出してしまう子もいらしゃいます。ぐずったり、怖がったりするようでしたら、お母さんに抱っこしてもらってリラックスした状態にて施術をいたします。

ささないはり

ローラー鍼

ローラー鍼

小児はりの代表的な症状

下記は、小児はりが良いとされる症状の一部です。

【 代表的な症状 】
疳の虫(かんの虫) 夜泣き 落ち着きのなさ おねしょ(夜尿症)
便秘・下痢  消化不良 食欲がない 
風邪症状 風邪をひきすい・なかなか治らない 気管支炎 へんとう炎 
小児喘息 アトピー性皮膚炎 あせもや湿疹がひどくなる じんましん チック症
虚弱体質  発育不良 なんとなく元気がない 肩こりや頭痛 (小学生くらいから)

先天性の疾患など病気そのものの治癒が難しい場合でも、睡眠食事など生活リズムが安定すると心身のバランスが落ち着き症状の安定につながります。記されていない症状や難病でお悩みの方もお気軽にご相談ください。

通院間隔の目安

・ 疳の虫や急性症状では3日連続の治療。 そのあとに間をあけて3日間 × 数回。
・ 軽度のアトピーや喘息などアレルギー症状  体質改善が必要な症状   週1~2回
・ 重度のアトピーや慢性的な症状   週3~4回
・ お子様の体調管理   月1~2回

症状の様子をみながら治療の間隔・頻度を調整していきます。数か月毎に、治療の頻度が変わっていくことが理想です。症状が落ち着く過程をみて、徐々に治療の間隔を空けていきます。

子育て中の体調をととのえる

頑張りすぎて、ご自身の体調管理があとまわしになっていませんか? 毎日の育児による疲れや不安感などもお子様の気分や体調に影響を与えます。周囲の人がリラックスしているとお子様の症状が安定するケースも多くあります。 疲れがたまっているなと感じたら、ご自身の身体をととのえるための鍼灸治療を受けられることも一つの改善策です。お母さんお父さんのホッとしたやわらかい表情は、こどもに安心感をあたえます。

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いろいろな ” ささないはり ”

コロコロと。
見た目よりやわらかい刺激です。