● 眩暈(めまい)

眩暈(めまい)は、内耳に関連した疾患や
メニエール病に関連した症状と思われがちですが、
現代医学的には原因がはっきりわからない眩暈も多く、
高血圧や低血圧の方では血圧の変化から。
女性のめまい症状では貧血や更年期症状など、
月経に関わる症状からの発生も多い症状です

疾患と関係なくおこる眩暈では、
自律神経のバランスの変化の関わりが大きな影響を与えます。
春や秋など、季節の変わり目は、自律神経のバランスが代わりやすく、
眩暈はこの時期に特に増えてくる症状でもあります。
外界の変化など、色々な変化に身体の調整が追いつかない時に
おこりやすい症状とも考えられます。

回転性のめまい(眩暈)、浮遊性のめまい(眩暈)、
立ちくらみのようなクラっとするめまい(眩暈)など、
眩暈にも種類がいろいろとあります。

【 眩暈の種類 】

回転性の
めまい
眼の前がグルグルして目が回る
自分や周囲が回っているように感じる
耳鳴りや音が聞こえずらい、耳がつまった感じ
耳の違和感を同時に感じる。
浮遊性の
めまい
身体がフワフワ、フラフラする感覚
浮遊感が強く、身体が落ち着かない感じ
まっすぐに歩きづらくなり、前へ進んでいる感じがしない
歩いていても、地に脚がついている感じがしない。
クラっとする
めまい
立ち上がるとクラッとする、目の前が暗くなる
血圧の変化によるものや貧血をともないやすい

● 鍼灸治療では

眩暈(めまい)だから ~ といった症状と診断の固定化はしておりません。
耳鼻科症状・頭痛・吐き気や自律神経の不調や
更年期症状といった分け方はせずに、
食欲、胃腸症状、睡眠など全身の状態を総合的に診て治療していきます。
身体全体の状態を伺い知るために、眩暈(めまい)症状の感じ方とともに、
耳鳴り、吐き気、頭痛など、眩暈と同時に感じる症状や、
どんな時に起こるのか、(朝起きた時、下を向くとなど)
どれくらい続くのか、ずっと続いているのか、繰り返しおこるのかなど、
ちょっとした事柄も伝えていただくことが大切になります。

・ 気血が上焦へ昇り眩暈がおこりやすくなっている、
・ 脾胃の疲れから水が停滞していることによる眩暈
・ 過労などから気血自体が虚損した状態したことによる眩暈
・ 仕事の過労からくる気の虚損
・ 産後や更年期時期の血の虚損や瘀血(おけつ)
・ 気の滞りや水滯によるもの
・ 季節の影響による自律神経のバランスの乱れなのか
・ 婦人科系の血のバランスの状態を整えた方が良いのか
・ 過労が続いている場合、全身バランスをしっかり整えるべきか
・ 脾胃のバランス、水の流れを整えるべきか

症状は同じでも身体の状態は異なるものです。
治療では、お話と身体の状態から、経絡や気血津液のバランスが
どうなっているのかを診て、東洋医学的な判断をしていきます。
色々な方向から考えて、その方の状態に応じた鍼灸治療をしていきます。

関連リンク: 眩暈や不定愁訴について ~ 自律神経症状