【 梅雨 ~ 夏 ~ 秋のセルフケア - 湿邪対策のお灸 】

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バテやすい時期こそお灸!!  湿邪とお灸

暑さ寒さも彼岸まで。

冬を越えると春、夏を過ぎると秋ですが、最近は、お彼岸を過ぎたころから毎年長雨が続いている気がします。

東洋医学では、湿邪は脾胃を犯すといいますが、(じめじめした湿気が胃腸系に悪い影響を及ぼすという意味) 胃腸系のお悩みにかかわらず、雨天の前後や湿気が苦手な方、多いです。

私も湿度が高い時期は苦手。お腹が張る気がしたり、食欲はあってもムラがでやすい。

なので、梅雨から夏の暑い時期~秋の台風の季節は、時間をみつけては手や足にお灸をすえています。

この場合のメインは胃腸系のツボ。

手足のツボにお灸をすえて熱を感じると グルグルとお腹が動いて食欲も復活。

お灸=モグサ(よもぎ)の匂いで頭もスッキリして、気持ちも落ち着きます。

点灸 直接灸 チクッと熱感を感じます

夏の疲れを癒すお灸

残暑の季節(最近は長い)、冷房で身体は冷えているのに気がついていない方も多いです。

デスクワークや室内で過ごす時間が長い方は、ご自身のお腹や手足を触って確認してみてください。

湿邪は身体の下部や関節部位(肩・肘・膝・腰・足首など)にたまりやすいため、 腰や膝の重だるさ、痛みを感じる時も要注意。

痛みを感じる前、少し重だるさを感じるかな?くらいの頃のケアが大切。

夏の疲れや冷えは早めに解消しておくと、秋から冬に気持ちよく過ごせます。

簡易灸(間接的なお灸)のすすめ  毎日の健康維持に

私はチクッとした熱感が好きなので、自分には直接するお灸を好みますが、直接灸は、刺激が強めで火傷痕が残りやすいので、施術で使う時は間接灸をメインに使っています。

セルフケアでも、使いやすさ重視で簡易灸から試してみることをおすすめしています。

最近は、色々なタイプの簡易灸(皮膚に直接熱が触れないお灸・間接的なお灸)をドラッグストアでも見かけます。

はじめてお灸をする方は、熱感は少し弱めのタイプからスタートがおすすめです。

ツボは色々ありますが、胃腸系のケアでは胃の経絡のお灸から。

胃経のお灸



足のすねの骨の外側の筋肉を触ってみて気持ちよく感じるところがあれば、そこもお灸のポイント。

資料片手に細かくツボを探すより、まずは経絡の上にある気持ちよく感じる点にお灸をしてみましょう。

日々の健康維持のために

日常の健康維持には、食事・睡眠・休養など、基本が大切。

プラスαとして、お灸のことを知っているとセルフケアの幅も広がります。

自宅で簡単にできるので、ぜひお試しください!!


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身体が元気を保つためのはたらき、
外部からの侵襲刺激 → 身体の防衛反応 が高まることにもすこしだけ期待して・・・。

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