鍼灸の母乳ケア
『 母乳は白い血液 』 です。お母さんが身体に取り入れて吸収された栄養が母乳として赤ちゃんへ受け渡されます。
授乳中はお母さんが摂り込んだ栄養を赤ちゃんに母乳として渡してしまうため、お母さん自身の身体が栄養不足になり貧血気味になることも多くなります。
乳汁分泌不足など母乳のお悩みでは、疲れや睡眠不足からお母さんの身体に十分に栄養をとりこめなくなっている場合が多く、母乳は十分に出ているのに赤ちゃんがあまり飲んでくれない時も、やはりお母さんの身体が疲れていることが多いです。
出産後は育児に集中してご自身のお身体ケアは後回しになりがちです。睡眠や食事の時間も十分にとれないことが多く、 女性ホルモンのバランスの変化から気分が上下し、心身の疲労が蓄積しやすくなります。
妊娠中は食事に気をつけていたけれど、出産後は慣れない育児で睡眠不足。ご飯もあまり食べる気にならない、ほかのついでにチョットつまむだけ。食欲がわかない、食事をしても身につかない状態の方も多いです。
大切なのはお母さんの休息
母乳のお悩み改善に一番大切なのは、お母さんの身体を元気にすることです。
鍼灸ではお母さんの身体のバランスを調整して胃腸の状態を良好にし、栄養を十分に吸収できるようにします。食事で取り入れた栄養を母乳として届けられるように鍼とお灸を行います。
女性鍼灸師による母乳ケア
母乳でお悩みの方は、育児や授乳の疲労から肩頸や背中から腰がガチガチに張っている方がとても多いです。身体の張りをゆるめると胃が動いて食欲がでてきます。それに加えて手足のツボへの鍼とお灸で気血の滞りやつまりを取り除いて全身のバランスをととのえます。
女性鍼灸師が鍼とお灸をおこないます。
必要以上に患部に触れたり、痛い部位を押したりすることはありません。胸周りに触れる時には、お声がけをしてから触れるのでご安心ください。
胸周り、鎖骨下や腋下などに施術することはありますが、 触られたくない箇所がある場合は、事前にお申し出ください。
敏感な時期の施術時間は、おおよそ30分~45分になります。施術の時間は、お身体の状態や鍼灸に慣れているかによって変わります。
身体の状態を一番に考えて施術しております。ご了承ください。
母乳ケア ご来院の目安
最初の一週間は1-3回の鍼灸。 そのあとは週1回、10日に1回などお身体の状態に応じて鍼灸の間隔をあけていきます。
授乳期間中はお時間を見つけて1か月に一度のご来院をおすすめしています。
もちろん、母乳マッサージとの併用も有効です。 母乳のお悩みはぜひご相談ください。