逆子のお灸

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逆子とは

逆子とは、お母さんのお腹の中で胎児の頭と足の位置が逆の状態です。通常、胎児は頭を下に向けているのが自然な状態ですが、何らかの要因により胎児の頭が上にある状態を逆子といいます。

妊娠中期まで、胎児は羊水の中でくるくると身体の位置を変えていますが、成長が進み身体が大きくなると動くスペースが少なくなり自然に位置が固定されます。

逆子のお灸 ご相談はお早めに

時期が早ければ早いほどお腹に回転するスペース(余裕)があります。
逆子といわれたら出来るだけ早く逆子のお灸を始めることをおすすめします。

鍼灸院に相談される方は、クリニックにて28週前後に指摘され、逆子体操などをおこなっても戻らずご来院される方が多いです。

逆子のお灸は28週から32週といわれていますが、34 ~ 35週を過ぎて戻った方もいらっしゃいます。週数が進んでいてもあきらめずにご相談ください。

逆子灸でつかうツボ

逆子の要因は現在でも解明されていませんが、東洋医学では古来より身体の冷えが逆子に関係していると考えてきました。

当院では赤ちゃんが動きやすいように、鍼とお灸で背中や腰・お腹の張り・緊張を解いてから 『 逆子のお灸 』 をおこないます。

逆子のお灸では、『 至陰 』(足の小指にある経穴)と、『 三陰交 』 (足の内くるぶしの少し上にある経穴)にお灸をおこないます。

これは直接肌にすえるチクッ・ピリッとした熱さを感じられるお灸、足先の熱が骨盤内につたわり感じられるお灸となります。
(ふんわり温かいお灸(間接灸)ではなく熱さを感じるお灸(直接灸)です。)

施術時間の目安

初回時:施術+お灸のツボを確認して印をつける+お灸の方法を伝える時間を含めて1時間前後。
2回目以降:30分~45分の施術になります。

時間は、身体の状態や鍼灸に慣れているかによって変わります。 ご理解、ご了承ください。

ご来院頻度の目安

ご来院の頻度は、一週間に1-3回の鍼灸を3~9回が目安となります。

逆子の鍼灸は、お腹の中で動くスペースがある時期におこなうことが大切です。
お身体の負担を軽くするために、できるだけ早めにスタート→ 改善 → 卒業していただきたいと考えています。

34週以降は間隔を詰めてのご来院を推奨。(できるだけ日にちを空けずに)

1-2回で戻るケース、回数を重ねて最後の最後に戻る方、
一度戻っても次の検診でまた逆子になっていることもあります。

冷えが強い方はその傾向にあるので、逆子が治っても 『 とにかく足は冷やさないように 』 お願いしております。

自宅お灸のすすめ ~ 逆子のお灸

鍼灸院で受ける施術だけでなく、できるだけご自宅でも毎日お灸を続けていただくようにお願いしています。

お灸ををする時に、ツボの位置が合っているかは大切なポイント。
初回時は一緒にツボの場所を確認、印をつけて実際にお灸の方法を練習していただきます。

お灸が初めての方は火を使うこともハードルのひとつ。
ツボを探して、実際に火をつけて身体にのせて暖かくなる感覚を感じていただき、自宅でおこなうお灸のアドバイスをいたします。

せんねん灸

ご自宅でのお灸は、火傷防止のためせんねん灸を推奨しています。
鍼灸院で行うお灸より熱感はやわらかめです。(間接灸:ふんわり温かいお灸)

お灸の時間 ~ リラックスしてお過ごしください

逆子のお灸をするときに大切にしていただきたいのは、ご自身がリラックスした状態で過ごすこと。

お灸は無理なく。
できるだけゆっくり過ごせるお時間・環境での施灸をお勧めしています。

就寝前のホッとした隙間時間に、胎動を感じられる方も多いです。

ぎりぎりまでお仕事にたずさわる方も多いですが、ご自身のお身体の良い状態を最優先するようにお願いしています。

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