逆子のお灸

目次

逆子のお灸と鍼灸施術について

逆子とは

逆子とは、お母さんのお腹の中で胎児の頭と足の位置が逆の状態です。

通常、胎児は頭を下に向けているのが自然な状態ですが、何らかの要因により胎児の頭が上にある状態を逆子といいます。

妊娠中期まで、胎児は羊水の中でくるくると身体の位置を変えていますが、成長が進み身体が大きくなると動くスペースが少なくなり胎位が固定されます。

逆子のお灸

東洋医学では、古来より身体の冷えが逆子に関係していると考えてきました。

当院では、赤ちゃんが動きやすいよう、鍼とお灸で背中や腰・お腹の張り・緊張を解いてから 『 逆子のお灸 』 をおこないます。

逆子のお灸
逆子と言われたら
逆子と言われたら受けたいお灸

逆子灸でつかうツボ 
『至陰』と『三陰交』

逆子のお灸では、『 至陰 』(足の小指にある経穴)と、『 三陰交 』 (足の内くるぶしの少し上にある経穴)にお灸をおこないます。

これは直接肌にすえるチクッ・ピリッとした熱さを感じられるお灸、足先の熱が骨盤内につたわり感じられるお灸となります。
ふんわり温かいお灸(間接灸)ではなく熱さを感じるお灸(直接灸)をします。

逆子の鍼灸 
時間・期間の目安

逆子の鍼灸 時間の目安

・初回時:鍼灸施術+お灸のツボを確認して印をつける+お灸の方法を伝える時間を含めて1時間前後。

・2回目以降:30分~45分の施術になります。

時間は、身体の状態や鍼灸に慣れているかによって変わります。

ご来院頻度の目安

ご来院の頻度は、一週間に1-3回の鍼灸を3~9回が目安となります。

34週以降は、できるだけ日にちを空けずに間隔を詰めてのご来院を推奨します。

逆子の鍼灸は、お腹の中で動くスペースがある時期におこなうことが大切です。

お身体の負担を軽くするために、出来るだけ早めにスタート→ 改善 → 卒業していただきたいと考えています。

1-2回で戻るケース、回数を重ねて最後の最後に戻る方、
また、一度戻っても次の検診でまた逆子になってしまうことがあります。

冷えが強い方はその傾向にあるため、逆子が治っても
『 とにかく足は冷やさない 』ようにお願いしております。

逆子のお灸 ~ 
自宅灸のすすめ

当院では、ご希望の方には自宅で行うお灸のアドバイスもしています。
自宅でのお灸をご希望される方は、お申し出ください。

鍼灸院で受ける施術だけでなく、できるだけご自宅でお灸を続けていただきたい。

お灸で大切なのは、ツボの位置。

初回時は一緒にツボの場所を確認後、実際にお灸に点火。
身体が温まる感覚を体感していただきます。

ツボの場所に印をつけて、家でお灸ができるようにします。

せんねん灸
せんねん灸

せんねん灸

ご自宅でのお灸は、火傷防止のためせんねん灸を推奨しています。

鍼灸院で行うお灸より熱感はやわらかめです。(間接灸:ふんわり温かいお灸)

自宅での逆子灸のポイント

自宅で逆子のお灸をするときに大切にしていただきたいのは、ご自身がリラックスした状態で過ごすこと。

お灸は無理なく。
できるだけゆっくり過ごせるお時間・環境での施灸をお勧めしています。

就寝前のホッとした隙間時間に、胎動を感じられる方も多いです。

ぎりぎりまでお仕事にたずさわる方も多いですが、ご自身のお身体の良い状態を最優先するようにお願いしています。

逆子のお灸 
ご相談はお早めに

時期が早ければ早いほどお腹に回転するスペース(余裕)があります。
逆子といわれたら出来るだけ早く逆子のお灸を始めることをおすすめします。

鍼灸院に相談される方は、クリニックにて28週前後に指摘され、逆子体操などをおこなっても戻らずにご来院される方も多いです。

逆子のお灸は28週から32週といわれていますが、34 ~ 35週を過ぎて戻ったケースも多いです。
週数に関わらず、ご相談ください。

逆子のお灸 ご予約時のお願い

逆子のお灸施術の際は、予約時に、『逆子のお灸希望』とお申し出の上、連絡先が分かる状態にしてください。

逆子のお灸施術の際は、事前に施術の流れとお灸の案内をお伝えします。
(逆子のお灸をご希望される方は、鍼灸が初めての方が多い事と、自宅でのお灸推奨のため)

逆子のお灸予約に必要なこと

・web予約時はメールアドレス登録を選択する

・別途Lineまたはメールを送信

ゲスト登録(TELのみ登録)の場合、事前のご案内が難しいケースがあります。

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