歯ぎしり・喰いしばり・顎関節の痛み

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顎関節症とくいしばり

顎関節症の方は、睡眠中に歯ぎしりや喰いしばりの習慣があったり、歯の噛み合わせの悪さから肩こりや偏頭痛が慢性的になっている方がとても多いです。

睡眠中、無意識に歯を噛みしめて喰いしばってしまう方、歯ぎしりやいびきが強い方は、起床時に肩・頚や側頭部に重だるさや痛みを感じるケースが多く、 睡眠で疲れがとれないため顎周りの痛みや肩から首の痛み・頭痛・側頭部痛、 口の開閉の不具合が慢性的になりがちです。

睡眠中以外でも、デスクワークの仕事中など無意識に力をいれて喰いしばっているケースが多いですね。

どちらも顎周りの筋肉の緊張が強くゆるむ時間がないため、口が開きづらくなったり顎関節の痛み、口を動かすたびにカクカク音がすることあります。 口周り、頬や目の周りの痛みや筋肉の緊張を訴えるます。

歯ぎしりや喰いしばりに悩む方は、気になることはトコトン考える、エネルギッシュに行動するなど活動的な反面、一生懸命になりすぎて寝ている間もいろいろと考えてしまう方が多いようです。

日常的にストレスを強く感じている方も多く、睡眠が浅くよく目が覚める、夢を良くみる傾向があります。

睡眠中も常に身体に力が入っているため、 口の周りや側頭部(頭の横の筋肉、耳の周り)の緊張が強く寝ても寝た気がしない、睡眠時間をとっても疲れがとれません。この状態が続くと昼間も頭がスッキリせず活動性の低下につながります。

歯ぎしりや喰いしばりを放置すると顎関節症だけでなく、噛みしめにより歯が削れてしまいます。

歯ぎしり、喰いしばりがあり、肩こり頭痛に思い当たる場合、顔や頭の周りの緊張をこまめにほどいてあげることが大切です。

顎関節症への鍼灸

頭や頚、顔周りの筋肉の緊張をほどくことは鍼灸の得意分野です。 鍼は筋肉の深い部分にアプローチできるため、緊張し続けている顔・顎まわりの咀嚼筋、こめかみや喉周りの筋肉をゆるめて顎関節の痛みや側頭部痛を緩和します。

表面ではなく深い部分に働きかけてゆるめるため、施術後は頭がスッキリして視界がクリアになります。

慢性的な肩こりや頭痛が楽になるので驚かれる方も多いのですが、そもそもの原因が噛みしめや喰いしばりが元の場合、痛みの部位よりも顔周りの筋肉をゆるめる必要があります。

顔周りの筋肉の緊張をゆるめたい時は美容鍼がおすすめ

かみ合わせの悪さ、歯ぎしりや喰いしばりの筋緊張を集中的にゆるめたい方には、美容鍼をおすすめいたします。
(顔・頚周りの筋肉または、頭部の緊張を集中的にゆるめる鍼灸ケア )

顔の筋肉をゆるめ血流をスムーズにして美容効果を高めるのが美容鍼。求める結果が異なるだけで外からアプローチしづらい深部の筋肉をしっかりゆるめるという点では同一です。

そのため、顎関節症や慢性的な緊張性頭痛にお悩みの方には美容鍼=顔や頭皮への鍼を推奨しています。外からほぐしきれない頭部や局所の過緊張をほどき、身体の内側から血液循環を促進します。

噛み合わせが悪い場合には歯科受診もおすすめです。マウスピースを作成、睡眠時に装着することで歯ぎしりや喰いしばりが緩和、肩こりや頭痛が軽減するケースも多くあります。

セルフケア:入浴時や睡眠前のマッサージで頭や顔周りの緊張をほぐすこともおすすめします。舌を上下左右に動かして顔周りの筋肉をストレッチする『 小顔系のエクササイズ 』も、歯ぎしり、歯のくいしばり + 肩こり・頭痛にお悩みの方には最適です。

頭部・顔周りのそのほかのお悩みにも

  • 眼精疲労
  • 耳鳴り
  • ストレス性脱毛
  • 不眠
  • 緊張性の頭痛
  • 長時間デスクワークの頭のモヤモヤ感
  • 歯ぎしり、喰いしばりによる顎関節トラブル

上記は、 鎖骨・肩・頸から頭の緊張状態が続いている時にあらわれやすく、顔・頸や頭部の筋肉の過緊張や頭部の浮腫み、うっ血が顕著にみられます。

美容鍼とお身体への鍼灸を同時(または交互)に受ける方法がおすすめです。

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