めまい(眩暈)

目次

めまい(眩暈)の鍼灸

めまいには様々な要因がありますが、 鍼灸では眩暈があらわれている身体そのものを診ます。

身体の状態を知るために、睡眠、食事や排せつ、胃腸症状など全身の状態を伺い、総合的に判断して鍼灸をさせていただきます。

耳鳴り、吐き気、頭痛など、眩暈と同時に感じる不快・不安感。いつ起こるのか(朝起きた時、下を向くとなど)、どれくらい続くのか。ずっと続いているのか、繰り返しおこるのかなども必要な情報になります。

眩暈(めまい)のあらわれ方、感じ方とともに気になっていることがあれば教えてください。

めまいの種類

回転性の めまい

・眼の前がグルグルして目が回る

・自分や周囲が回っているように感じる

・耳鳴りや音が聞こえずらい、耳がつまった感じ

・耳の違和感を同時に感じる

浮遊性の めまい

・身体がフワフワ、フラフラする感覚

・浮遊感が強く、身体が落ち着かない感じ

・まっすぐに歩きづらくなり、前へ進んでいる感じがしない

・歩いていても、地に脚がついている感じがしない。

立ち眩みの様なめまい

・立ち上がるとクラッとする
・目の前が暗くなる
・血圧の変化や貧血をともなう

女性に多いめまい(眩暈)

内耳に関連した疾患やメニエール病に関連してあらわれる眩暈以外に、現代医学的に原因がはっきりわからない眩暈も多くみられます。

めまいは貧血や月経・更年期など婦人科系に関連してあらわれやすく、女性に多い症状です。女性ホルモンの影響から PMS症状として 排卵期や月経期にあらわれることがあります。

高血圧や低血圧の方では血圧の変化も発症の要因となります。

自律神経症状と季節の変化

自律神経のバランスの変化も、眩暈に大きな影響を与えます。

特定の疾患と関係なくおこる眩暈は、 気温差・気圧差、寒暖差など季節の変わり目や、外界の色々な変化に身体の調整が追いつかない時におこりやすく、 自律神経が不安定になりやすい季節の変わり目に特に増えます。

胃腸症状や睡眠障害、頭痛や吐き気など、 眩暈以外の症状とともにあらわれることも多く、いわゆる不定愁訴、苦手な季節にあらわれる体調不良として捉えている方も多いです。

めまい

めまい(眩暈)について 
東洋医学的な見方 

めまいの悩みは同じでも、身体の状態はそれぞれ異なります。鍼灸では東洋医学的な観点、気血水の巡り、五臓六腑の働きの過不足やバランスをみます。

眩暈の主な要因(東洋的な見方)

・気血が上焦へ昇り上実下虚

・脾胃の疲れから水の停滞

・気の滞りや水滯

月経や出産による血の滞りや虚損

・婦人科系の血の虚損、滞り

・産後の血虚

・更年期の瘀血(おけつ)

ストレス、過労や季節の影響

・季節の邪によるバランスの乱れ

・ストレスからくる気の虚損 や気滞

・過労が続きすべての要素の虚損

経絡や気血津液のバランスがどうなっているのかを診て、それぞれに応じた鍼灸をします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次