使用している鍼とお灸 道具の紹介

目次

ディスボーザブル鍼(使い捨ての鍼)

鍼灸で使用する鍼は、完全滅菌・個別包装の使い捨ての鍼(ディスボーザブル鍼)を使います。

使う直前に開封しますので、感染事故の心配はありません。太さは髪の毛より細い鍼を使用します。( 0.12-0.24ミリ)

いろいろな太さ・長さの鍼のなかから、患者さまのお身体に合わせた鍼をえらびます。

鍼は使う直前にとりだします
髪の毛より細い鍼をつかっています
(楊枝と比較)

刺さない鍼(てい鍼)

” 刺さない鍼 ” も 鍼の手法のひとつです。てい鍼と呼ばれる鍼を使います。

外からの刺激に対して身体は正直に反応します。
痛かったり我慢をするとからだは緊張してこわばり、堅くなります。
気持ちが良いときには身体は自然に緩みます。

刺さない鍼は、 丸い鍼先を経穴に当てる、皮膚を擦撫することによって 身体に繊細な刺激を与えます。

古くから伝わる鍼の歴史のなかで、消えることなく受け継がれている伝統的な手法です。

てい鍼(刺さない鍼)

お灸について

点灸 直接すえるお灸
点灸 直接すえるお灸

お灸は古くから伝わる養生方法です。

経絡やツボに局所的に熱を加えて血流を促進、身体を緩めます。

もぐさの匂いはとても良い香り。
温まることと香りがもたらす相乗効果でリラックス。

お灸は何から出来ているの?

もぐさ お灸の道具

お灸の原料はヨモギの葉100%。

もぐさはヨモギを精製したもので、お灸はもぐさを捻ったものです。

良質なもぐさは手に触れると、火をつけなくてもふんわり温かいものです。

たくさんの量のよもぎから、もぐさになるのはほんの少量。

ヨモギの葉を乾燥させ茎や葉脈などを丁寧に取り除き、精製されてはじめてお灸でつかう ” もぐさ ” となります。

” ヨモギの葉 ” がお灸のための ”もぐさ” となるまでには、気が遠くなるような『 時間と手間 』が費やされています。

よもぎの葉は、古くからお灸だけでなく、冷えや乾燥や肌荒れに悩む方向けの入浴剤や薬草茶、よもぎ蒸しなどに利用されてきました。

漢方では、艾葉と呼ばれ、芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)などに用いられています。

日本では、四国や新潟がもぐさの産地として有名です。
滋賀のせんねん灸はご存知の方も多いでしょう。

ご自宅で使用する際は、できるだけ良質なもぐさの利用がおすすめ。

良質なもぐさの方が、熱感のコントロールがしやすく匂いもやわらかいため使いやすいです。

キク科植物のため、キク科のアレルギーがある方は注意してください。

妊娠中の飲用・薬膳利用は控えましょう。

温熱療法

ホットパック

ほどよいあたたかさで、ふんわり温めます。

ホットパック
ホットパック

カーボン光線療法

光線療法とは、自然の太陽を利用する日光療法由来の自然療法です。

その歴史は、1900年初め、スイスにてロリエール氏が治療所を開院。昭和初期より日本に入り、黒田氏の活動により普及。かなりレトロな療法ですが、現在でも個人・治療院を問わず多くの方々に利用されています。

当院では光線治療機器コウケントーを使用しています。太陽光に似た光線を照射することで、身体をあたため血液循環を良好にします。(有害な紫外線は除かれております。)

コーケントー
コウケントー

自宅施灸のすすめ 
~ セルフケアのお灸

毎日のセルフケアとして、当院では自宅でのお灸をお勧めしています。
自己施灸をおこなってみて ” ピン ” と来ないのは、ツボの選び方や位置が合っていないのかもしれません。

症状や体質によってツボの取り方は異なります。

ご自宅にて自己施灸をおこないたい方は、予約時にお申し出ください。
身体に合ったツボの探し方とお灸の方法のアドバイスをさせていただきます。

これもお灸。
自宅で簡単に出来るように加工されています。
これもお灸。
自宅で簡単に出来るように加工されています。
合谷のお灸
合谷のお灸

お灸教室moxa care

セルフケアのお灸教室を不定期に開催しています。

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