妊娠中・出産前後の鍼灸
当院では、妊娠・出産前後の鍼灸マタニティケアをおこなっています。
妊娠中・出産前後は、ホルモンバランスや生活リズムの変化から身体が変わります。
むくみ、だるさ、身体の痛み、
生活リズムの変化による疲れやすさ、
睡眠、自律神経系のお悩み、
抜け毛・白髪など頭皮と髪質の変化など、
鍼灸でサポートできることは多くあります。
産前産後のデリケートな時期を快適に過ごすお手伝いをしています。
お気軽にご相談ください。
妊娠中の鍼灸ケア
妊娠中の鍼灸は、母胎の気血の巡りを良好にすることで胎児のすこやな成長を促進。
あらかじめ身体を整えて準備をしておくことは、産後を健康に過ごすサポートとなります。
妊娠初期( 0 ~ 15週 )
赤ちゃんが訪れたその日から身体の中で変化が始まります。つわりなどもありますが、お腹の中で小さな命がすくすくと育っている証拠です。少しずつ身体の変化を受け止めて。
【 妊娠初期の症状 】
ホルモンバランスが急激に変化するため、情緒面や食欲、排便排尿など生理現象にも変化があらわれます。
- つわり、いつもだるい
- 眠い、目がさえる
- イライラする、耳鳴りや頭痛がする
- 足の付け根が痛む、身体が痒くなる
- 便秘下痢、トイレが近くなる
- 肌が荒れる、汗をかきやすくなる
- 髪がパサつく、抜け毛がふえる
妊娠中期( 16 ~ 27週 )
妊娠5カ月くらいから体調が落ち着き安定期に入ります。
お腹が目立ち始めます。
この時期は妊娠中でもっとも心身が安定する時期です。
【 妊娠中期の症状 】
お腹を支えるためにそり返った姿勢になり、背中や腰の痛みが出やすくなります。
下半身の血行が悪くなり、むくみや足のつりなどがおこりやすくなります。
- むくみ
- 便秘、痔
- 肩こり、頭痛、腰痛
- 背中の痛み、足がつる
- シミやソバカスができやすくなる
妊娠後期( 28 ~ 39週 )
お腹の中の赤ちゃんの動きや反応が感じられて、赤ちゃんの成長を実感することが多いでしょう。お腹が大きくなることで動きづらさや不便もありますが、あともう少しの我慢です。
胎盤を通して送られる血液中には栄養や酸素だけでなく、お母さんの感情を伝えるホルモンも含まれています。できるだけリラックスして過ごしましょう。
【 妊娠後期の症状 】
お腹がどんどん大きくなり、身体にかかる負担が増えていきます。
お腹の張りや手足のむくみ、腰痛。息切れ、胃もたれなどあらわれやすくなります。
出産に備えて関節の結合部がゆるみやすくなる影響から、腰から足の付け根の痛み、そのほか関節の痛みもおこりやすくなります。
- 腰痛、背中の痛み
- 肩こり、頭痛
- 関節痛、足がつる
- むくみ、お腹の張り、胃もたれ
- 胸のむかつき、 不眠
- 逆子
出産後の鍼灸ケア
出産時には多くの体力とエネルギーを使います。
産後は生活リズムの変化、授乳による睡眠不足ほか精神的にも敏感になります。
身体の回復のために、短時間でも身体を休めてリラックスする時間をつくりましょう。
【 出産後の症状 】
- 腰痛、背中の痛み
- 肩こり、頭痛
- 腱鞘炎
- 不眠、 めまい、気分の落ち込み、イライラ感、倦怠感
- 産後の肥立ち、 母乳ケア、月経が戻らない
- 抜け毛
マタニティ鍼灸について
施術の時間と刺激量は体力や身体の状態に合わせて調整します。
妊娠中や出産後はできるだけ楽な姿勢で施術をおこないます。
施術の姿勢は横向きや上向きで背中や足をゆるめます。
痛みが出やすい姿勢があるなど、ご希望がある方はお申し出ください。