鍼灸で卵子の成長をサポート
毎月の月経で排卵される卵子は、いつごろから準備されるのかご存じですか？
卵子は、月経初日から2週間程度で排卵されますが、2週間でつくられるものではありません。
女性は卵巣に生まれつき一生分の原始卵胞をもっています。
卵子の成長は、卵巣に存在する卵胞の覚醒からはじまります。
卵胞は、原始卵胞 ⇒ 一次卵胞 ⇒ 二次卵胞 ⇒ 前卵状卵胞 ⇒ 胞状卵胞 ⇒ 排卵期卵胞、という経過を経て成長します。
成長期間は個人差があるため幅がありますが、原始卵胞から排卵にいたるまでに6か月～12か月の歳月をかけて順次成長・成熟し、毎月の排卵では十分に成熟した卵子がひとつ排卵されます。
鍼灸で骨盤内の血流改善
鍼灸で身体の緊張をほどき骨盤内の血流を改善
身体の力を最大限にひき出すサポートをおこないます
鍼灸を受けてみようと思ったきっかけが、不妊治療の過程で『 卵子の質 』 という言葉を耳にされてからという声を多く伺います。
『 卵子の質 』 という言葉は、『 卵子の生命力 』『 卵子そのものが持っている力 』 のたとえとされています。
原子卵胞から成長して卵子となり排卵されるまでの成熟期間、血液によって運ばれるホルモンや栄養が卵巣内の卵胞へ届けられ、卵胞→卵子の成長段階に応じて様々な働きかけがおこなわれます。
この成熟期間に成長を妨げる要因があると、卵胞の成長・成熟に影響が及ぶといわれています。
卵子の成長・成熟期間は骨盤内の血流が十分にめぐり、栄養を受け取れる状態であることが大切です。
鍼灸は身体の緊張をほどき骨盤内の血流を改善します。
身体に取り入れた栄養が十分に行きわたるように働きかけ、卵子が元々持っている生命力を発揮できるよう潤滑な成長・成熟のサイクルを後押しします。
身体のベースアップ はぐくむ力の底上げをする
クリニックでの不妊治療の過程で、排卵誘発剤で刺激をしても反応しなくなってきた。採卵ができない。採卵はできたけれど空胞、培養時や移植後に成長が進まないというお悩みも寄せられます。
毎月の月経では成長・成熟した1つの卵子が排卵されますが、採卵周期に排卵誘発剤で刺激を与えて採卵にのぞむと、1つ、または複数の卵子が採卵されます。そもそもたくさんの卵子を採ることは目的ではありません。採卵される卵子の数より、成長して排卵される卵子の成長成熟が大切です。
身体が疲弊した状態で無理を重ねると、 次の周期、その次の周期のための準備をしている身体にも影響します。
精神的なストレスを感じている時、身体は無意識にこわばり緊張します。身体が緊張すると、血流だけでなく自律神経やホルモンバランスも乱れやすくなります。
鍼灸で身体をリラックスさせることは、今だけでなく少し先の身体のための準備になります。
しっかりお身体をととのえることは、卵子の成長サポートになるだけでなく、 長い目で見て妊娠の継続、すこやかな胎児の成長、出産を無事に向かえるための大切な準備です。
身体のためにできることはしている、今の状況を改善したいけれど、どうしたら良いのかわからない。そんな時ほど鍼灸にご相談いただきたいと思います。